「先手必勝」で快適な春に 攻めの花粉症対策

Q550代になって症状が重くなった気がします。もしかして更年期のせい?

A. 自律神経が乱れやすくなり、花粉症が重くなることも。

更年期には女性ホルモンの分泌量が減少し、自律神経が乱れがちです。すると免疫のバランスも崩れ、アレルギー症状が重くなったり、突然発症したりするケースがあります。また、自律神経の乱れも直接、鼻づまりなどの症状悪化につながり、放っておくと症状によるストレスが重なって、さらに自律神経が乱れるという悪循環に陥る傾向があります。

まず、更年期を乗り越えるには、仕方ないと諦めず、これからの人生をどう楽しく生きるかを考えることが大切です。例えば、外出する時は化粧をしておしゃれをする、花粉との接触を避け快適な部屋にする(Q6参照)など、身近なことから気分を変えて、ストレスをため込まないようにしていきましょう。

Q6花粉から身を守るセルフケアのポイントは?

A. マスクは必須。女性は化粧も役立ちます。

花粉が飛ぶ季節に気をつけたいポイントは「花粉に接触しない・吸い込まない」こと。特に花粉を吸い込む鼻の防御は必須です。花粉によって鼻の粘膜が一度炎症を起こすと、空気中に舞っているほこりやウイルス、細菌などにも敏感になり、症状が悪化してしまいます。今は花粉症専用のマスクでも化粧崩れしにくい物やゴムがきつくない物などがあるので、使いやすい製品を選びましょう。

また、女性の場合は化粧をしていると、花粉が化粧に付着して、鼻や目に入りにくくなります。クリームなどの基礎化粧だけでも効果は十分。帰宅後、そのままシャワーを浴びて化粧と一緒に花粉を洗い流しましょう。室内では、空気清浄機と加湿器が役立ちます。

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