長引く鼻水・鼻づまり 副鼻腔炎

Q4副鼻腔炎になると何がいけないの?

A. 睡眠の質や集中力の低下などの影響を及ぼします

副鼻腔炎になると、次のようなことが起こりやすく、日常生活に悪影響を及ぼします。

●鼻をかんでもすっきりしない
粘り気のある鼻水がたまると、鼻をかんでもすっきりしない。
●いびきや睡眠の質の低下
鼻づまりで気道が狭くなると、いびきの原因になる。また口呼吸になると、安眠が妨げられる。
●集中力の低下
頭痛や頭重感、鼻づまり、睡眠不足などから集中力が低下する。
●感染症になりやすい
鼻づまりで口呼吸になると、外気が直接気道に入るため、ウイルスや細菌などに感染しやすくなる。
●虫歯になりやすい
鼻づまりで口呼吸になると、口の中が乾燥しやすく、唾液による口腔内の自浄作用が低下し、虫歯になりやすくなる。
●味を感じにくい
味は、においや舌触り、温度、色などが組み合わさって生まれる。嗅覚障害が現れると、次第に味も分からなくなる。
●口臭
膿のような鼻水がのどに流れ込むと、口臭の原因にもなる。

副鼻腔炎が日常生活に与える影響

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Q5副鼻腔炎になりやすい人は?

A. アレルギー性鼻炎やぜんそくのある人です

アレルギー性鼻炎やぜんそくのある人は、副鼻腔炎になりやすい傾向があります。

●アレルギー性鼻炎
花粉やハウスダストなどのアレルギーがあると、副鼻腔の入り口(自然口)が腫れて塞がりやすいため、副鼻腔炎になりやすい。
●ぜんそく
鼻腔粘膜の好酸球が増加して好酸球性副鼻腔炎になることがある。
「アレルギー性鼻炎やぜんそくが、なかなか治らない」という場合、副鼻腔炎を併発していることがあります。このような時は、副鼻腔炎の治療を同時に行うと、症状の改善が期待できます。

副鼻腔炎を起こしやすい病気

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「アレルギー性鼻炎やぜんそくが、なかなか治らない」という場合、副鼻腔炎を併発していることがあります。このような時は、副鼻腔炎の治療を同時に行うと、症状の改善が期待できます。

Q6受診の目安は?

A. 鼻水が1週間以上続いたら受診しましょう

1週間以上続く鼻水は放置せず受診を

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副鼻腔炎の症状はかぜや花粉症と似ている上、かぜや花粉症と一緒に起こりやすい傾向があります。そのため、かぜや花粉症などと勘違いして放置し、「なかなか治らない」と受診した時には、すでに慢性化しているケースが多くあります。慢性化すると、薬での治療にも時間がかかり、手術が必要になることもあります。

Q3・4で紹介した副鼻腔炎の症状や日常生活への影響の他に、副鼻腔炎を疑う目安になるのが、症状が現れる期間です。かぜで起こる鼻水は7〜10日くらいで改善されます。それ以上続く場合は副鼻腔炎を疑い、早めにかかりつけ医に相談、または耳鼻咽喉科を受診しましょう。