太らない食習慣を身につける!大人の適正ダイエット

一生ものの食事術を身につけよう

ダイエット中であっても、食べてはいけない物は一切なし!
栄養バランスを第1に、ポジティブにダイエットに取り組みましょう。

食べること、作ることに興味を持つことから

1週間、1カ月と短期戦で臨むダイエットは、結局リバウンドして元通り……なんてことになりかねません。前ページの「先生に聞いて解消!ダイエットの大誤解」でも触れましたが、人間の体は具体的な効果が出るまで約3カ月かかるため、長期戦で臨む必要があります。

その際に肝心なのが、やはり食生活です。目指すべきは、無理をせず、食べることを楽しみながら行う健康的なダイエットです。

健康的な食事の基本は、〝野菜を中心とした栄養バランスのよい献立〟です。不思議なことに、見た目に彩りのよい食事になるよう心がけるだけで、野菜を自然と取り入れることができ、栄養バランスも整います。栄養バランスが整うと、心身共に満たされ、イライラして過食をすることもなくなります。

「当院の栄養士は、糖尿病の患者さんであっても、ウナギが食べたいと要望があれば出してあげるんです。他の2食で脂質やカロリーを抑え、1日の中でバランスを調整できれば、食べてはいけない物なんて一切ないのです」と田中先生は言います。

まずは、食べること、自分で食事を作ることに興味を持つことから始めてみましょう! そうすることで、食べた物が体の中でどのような働きを持つか、食事と体の仕組みについても自然と興味がわいてくるでしょう。その域に達したら、ダイエットは成功への一歩を踏み出した、といっても過言ではありません。

カロリーも考えながらの食事作りには、次ページで紹介する四群点数法を用いるのが、便利で確実です。

野菜中心の献立にしてから肌の調子もよいし、便秘も解消!体の調子もよくなったわ。

上手に栄養を摂取する食べ方

乳製品でカルシウム不足解消 日本人は世界的に見てもカルシウム不足。牛乳などの乳製品にはカルシウムだけでなく、ビタミンB2なども豊富に含まれています。また、乳製品のカルシウムは体内に吸収されやすいという特徴も。カロリーが気になる人は低脂肪タイプを選びましょう。
良質の油を選択する 質のよい植物オイルにはオレイン酸やα-リノレン酸が含まれ、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。普段の油を替えることで、健康によい効果が得られます。おすすめの油は、オリーブオイル、エゴマオイル、菜種オイルなど。
肉から良質のタンパク質を “ダイエットに肉を食べるのは厳禁”と決めてしまってはもったいない。肉には良質なタンパク質が含まれ、ビタミンB1も豊富。脂質が少なく、タンパク質を多く含む鶏のささ身や豚ヒレ肉などは、積極的に食事に取り入れるとよいでしょう。
白米を胚芽米に替える 胚芽米は白米と比べ、ビタミンEが豊富に含まれています。また、ビタミンB1、B6は約4倍、カリウムや鉄などのミネラルは約2倍も含まれています。白米と同じように炊飯器で炊くことができ、玄米よりも消化がよいのでおすすめです。

【虎の巻】カロリーダウンの調理法

いつもの食材、調理法などを少し変えるだけで、カロリーダウンは実現できます。
低カロリーという視点から新しい料理のアイデアも生まれてきそうです。

ロース肉はもも肉に変更…豚肉のしょうが焼きをロースからもも肉にすると、大幅カロリーダウン。縮みを避けるために片栗粉をまぶして。 小さめの器に盛りつける…器が大きいと、つい多く盛りつけがち。見た目の印象で満足度も変わるので、器の選び方にはひと工夫を。 カレーはルーを使わずヨーグルトとスパイスで…市販のルーは油脂が多め。代わりに、ヨーグルトやカレー粉を使って、ヘルシーなカレーに仕上げましょう。 計量習慣で大幅カロリーダウン…食材や調味料は必ず量りましょう。きちんと計量することで、余分なカロリーや塩分などをカットできます。 揚げ物には米粉を使用…米粉を揚げ物の衣にすると薄づけでき、油の吸収量は片栗粉の約半分。仕上がりはカリッと。鶏のから揚げなどに。 具材に食感が楽しめる野菜を混ぜる…ハンバーグにひき肉と食感の似たエノキダケを混ぜてボリュームを出すなど、野菜を加えてカロリー減の工夫を。 つけ合わせもあなどるなかれ…電子レンジなどを活用し、少ない油で調理したり、香味のある食材を取り入れ、味にアクセントをつける工夫を。 鶏肉の皮は除く…鶏の胸肉はもも肉よりも脂肪が少ないのが魅力。皮を取り除けばさらにカロリー減で、ボリュームもたっぷり。 ロース肉はもも肉に変更…豚肉のしょうが焼きをロースからもも肉にすると、大幅カロリーダウン。縮みを避けるために片栗粉をまぶして。 小さめの器に盛りつける…器が大きいと、つい多く盛りつけがち。見た目の印象で満足度も変わるので、器の選び方にはひと工夫を。 カレーはルーを使わずヨーグルトとスパイスで…市販のルーは油脂が多め。代わりに、ヨーグルトやカレー粉を使って、ヘルシーなカレーに仕上げましょう。 計量習慣で大幅カロリーダウン…食材や調味料は必ず量りましょう。きちんと計量することで、余分なカロリーや塩分などをカットできます。 揚げ物には米粉を使用…米粉を揚げ物の衣にすると薄づけでき、油の吸収量は片栗粉の約半分。仕上がりはカリッと。鶏のから揚げなどに。 具材に食感が楽しめる野菜を混ぜる…ハンバーグにひき肉と食感の似たエノキダケを混ぜてボリュームを出すなど、野菜を加えてカロリー減の工夫を。 つけ合わせもあなどるなかれ…電子レンジなどを活用し、少ない油で調理したり、香味のある食材を取り入れ、味にアクセントをつける工夫を。 鶏肉の皮は除く…鶏の胸肉はもも肉よりも脂肪が少ないのが魅力。皮を取り除けばさらにカロリー減で、ボリュームもたっぷり。

しっかり計量して無駄なカロリーを断つ

普段からよく料理をする人にありがちなのが、勘や目分量で作ってしまうこと。しかし、これがダイエットの意外な落とし穴だったりもします。

例えば油を使う時、容器からフライパンへ直に注いでいると、油大さじ1のつもりでも、倍ぐらいの油を使っていることがあります。カロリーでいうと、油大さじ1が大さじ2になることで、約100キロカロリーも摂取量が増えてしまいます。

カロリーや塩分の摂り過ぎを避けるためには、しっかり計量することが大切です。計量スプーンや計量カップ、キッチンスケールを使って調理することを習慣にしましょう。計量や上記のような調理法を習慣にすれば、作り慣れたいつもの料理も〝カロリーダウン〟が可能です。

低カロリー料理をおいしく作るのが私の腕の見せ所。

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