早めの対策で快適に 花粉症対策

Q7

病院ではどんな治療をするの?

A. 適切な薬剤を使い症状を予防・緩和します

花粉症の治療は、症状を予防・緩和するための対症療法が中心となります。病院では採血してアレルギー検査を行い、原因を特定します。その上で、重症度や症状の出方に合った治療薬を選択します。治療薬には多くの種類があり、相性や使用感の好みは人により異なるので、使ってみて効果が出なかったり副作用が強かったりした時は医師と相談し、症状を効果的に取り除く選択をしましょう。

症状が強い場合は、粘膜の一部をレーザーで焼いて症状が起こらなくする手術もあります。ただし、これによりアレルギー体質が根治するわけではないので、いずれ元に戻ります。たび重なる手術は鼻の粘膜を痛めてしまうので、繰り返し行うのは注意が必要です。

根治療法として、抗原となる花粉エキスを注射や舌下で体内に少量ずつ取り込み、アレルギーが起こらない体質に改善する免疫療法(Q9参照)もあります。

採血検査でアレルギー原因を特定

採血の様子 イラスト

薬による能力低下に注意を

アレルギー性鼻炎を抑える抗ヒスタミン薬をのむと、鼻の粘膜だけでなく脳に作用することがあります。すると、集中力や判断力、作業能率が低下した状態「インペアード・パフォーマンス」を起こしてしまいます。眠気とは違い、本人が自覚しないまま、様々な場面で影響が出る可能性があります。そのような能力ダウンを起こさない花粉症の治療薬もあるので、気になる方は医師・薬剤師に相談しましょう。

仕事中眠い

PC操作しながら眠る男性

運転中だるい

ぼーっとしながら運転する女性
Q8

市販薬を選ぶポイントは?

A. 抑えたい症状と作用時間などから選びます

花粉症の治療薬には、抗ヒスタミン薬(第1世代、第2世代)、化学伝達物質遊離抑制薬、ステロイドなどがあります。内服薬では現在、比較的即効性があり、眠気などの副作用が軽減された第2世代抗ヒスタミン薬が主流です。その他、点鼻薬などもよく使われています。

市販薬は一時的に症状を和らげるためには効果的ですが、長期にわたっての使用には注意が必要です。症状がなかなか緩和しない場合は、医師の診察を受けるようにしましょう。

目のかゆみが強い時は、人工涙液や点眼薬を使います。ただし、コンタクトレンズ装着時は防腐剤の入っていない物を選択するようにします。また、カップ式の眼洗浄剤は目の周りについている花粉を目の表面につけてしまう危険があるので、目の周りを洗ってから使用してください。

市販の点鼻薬に含まれることの多い血管収縮剤は、鼻づまりに即効性がありますが、使用を繰り返すと効きめが薄れて回数が増える"リバウンド"があるのが特徴です。使い過ぎると鼻粘膜がうっ血して腫れる(点鼻薬性鼻炎)ことがあるので、血管収縮剤を含む市販の点鼻薬については、用法・用量を守って、長期にわたる使用は控えましょう。

買う時は薬剤師に相談を

医師の説明を受けるイラスト

症状別花粉症の市販薬の種類

目薬イラスト

くしゃみ、鼻水、目のかゆみ

抗ヒスタミン薬

化学伝達物質遊離抑制薬

点鼻薬イラスト

鼻づまり

鼻噴霧用ステロイド薬

鼻炎薬イラスト

より強い鼻づまり

血管収縮薬

Q9

話題の「舌下免疫療法」は効果があるの?

A. 80パーセント以上の人に効果が見られています

アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から体内に投与して行う免疫療法(減感作療法)は、唯一、花粉症の根治が見込まれる治療法です。欧州を中心に100年以上前から研究、開発が進められ、注射でアレルゲンを投与する方法は定着しています。しかし注射部位が腫れるなどの問題があり、90年代からは舌下に投与する方法が開発され、普及してきました。すでに欧州では舌下免疫療法の効果が認められ、ガイドラインも作成されています。

日本でも、スギ花粉症と診断された12歳以上を対象に、2014年10月から保険適用で舌下免疫療法を受けることができるようになりました。これは、アレルゲンであるスギ花粉のエキスを舌下に少量ずつ投与することで、体が過剰に反応しないように免疫システムを変えていき、花粉症の症状を起こさないようにするものです。具体的には次の方法で服用します。

❶ スギ花粉のエキスを舌下に滴下し、2分間保持してのみ込む(今後、錠剤も出てくる見込み)。

❷ 徐々に滴下量を増やしながら、毎日服用する。

❸ スギ花粉の飛んでいない、症状がない時期から開始する。最低3年以上、数年間続ける必要がある。

❹ 少なくとも1カ月に1度受診する。

既に行われた臨床研究では、2年目まで規則正しく治療を継続した人の80パーセント以上が症状が軽くなり、花粉症治療薬の量や服用期間の軽減に至ったとされています。さらに、スギ花粉症だけでなく、ぜんそくなどのアレルギー反応が出にくくなる傾向があることも明らかになりました。

治療には数年かかるとされていますが、2014年秋から治療を始めた人へのアンケート結果を見ると、1年未満でも95パーセントの人が効果を実感しています。

免疫療法は少しずつ体を花粉に慣らしていく治療なので、しっかりとした効果が現れるまでには時間がかかります。しばらくは対症療法と併用して進めることもありますが、対症療法の薬を使わずに花粉シーズンを乗り切ることを目標に、治療していきます。

舌下免疫療法

舌の裏にスプレーするイラスト

舌下免疫療法の治療効果(1年未満)

95%の方に効果が認められた。

2015年スギ花粉シーズンのデータ

舌下免疫療法は長く続けることが大切

花粉の飛んでいない時期に治療を始める。アレルゲンの投与量を少量から始め、徐々に増やしていく。治療期間は3~5年

スギ花粉症に対する舌下免疫療法の確認事項

花粉が飛散していない期間も含め、長期間の治療を受ける。

治療薬の服用(舌の下に2分間保持)を毎日継続する。

少なくとも1カ月に1度受診する。

全ての患者に効果を示すわけではない。

効果があって終了した場合でも、その後効果が弱くなる可能性がある。

アナフィラキシー(アレルギーの一種)などの副作用が起こる恐れがある。

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